Day2 その3 bread&rosesのケーキのようなキッシュ Paris2010


リュクサンブール公園を抜けてまた街中に出ました。この辺りは高級住宅街のようです。サン・ジェルマンでも端っこの方に近づいてきていますが、街並みはどこまでも美しいです。横浜のなんちゃってぶりを詫びたくなりました…*1

しばらく通りをうろうろして、お目当てのお店を見つけました。今回の旅のベスト3に入るほど行きたかったお店、bread&rosesです。ベーカリー、デリ、パティスリーとカフェが1つになったサロンです。ご近所のマダムたちがお買いものに来るパン屋とお惣菜屋なのであります。
店内は結構せまくて、このショーケースの前にテーブルが5つくらい、所狭しと並んでいたのですが、2階にあがって行く人もいたので上にもカフェスペースがあるかもしれないです。ベーカリーはカフェスペースの隣にあります。
メニューもらいましたが当然フランス語でした。全然わからないかも…と覚悟していましたが、デリカフェくらいであれば、そんなに難しい食材も使ってないらしく、だいたいはイメージできました。ショーケースの中のキッシュと折パイの上の野菜がたっぷりのったTarte feuilletéeのどちらにしようかと迷いましたが、タルト型でケーキのようにも見えるキッシュに心ひかれて頼んでみました。

でかー
12cmくらいのホールケーキくらいありそうな大きさです。キッシュはいろいろ種類があって迷いましたが、ほうれん草とリコッタチーズにしてみました。上にはヒマワリの種っぽいナッツがぎっしりのっかっています。
とても優しい味なのですが、リコッタチーズが良いアクセントになっていて、かなりのボリュームでしたが飽きずに食べられました。中にはこれでもか、というくらいほうれん草が入ってます。付け合わせのサラダも野菜たっぷりで、かなりヘルシーですが、ボリュームがすごいのでこれだけでお腹いっぱいになってしまいました。有名なモンブランも食べてみたかったのに…。

飲み物はカフェ・クレームです。パリではコーヒーといえばフィルタコーヒーじゃなくてエスプレッソなので、量が少ないのが嫌だなと思いカフェ・クレームにしてしまいました。日本でも飲めるillyのものなので、ふつうにまろやかでおいしいです。
お店の人の対応はふつうでしたが、自分のフランス語があまりにも拙く、つい英語とちゃんぽんして喋ってしまい、意味を取るのに時間をかけさせてしまったせいか、最後の方はなんとなく冷たかったです…。そしてわかってはいたけど値段がとても高いです。キッシュのプレートだけで17.5ユーロ…2000円越えです。確かにこのキッシュはここでしか食べられないのでしょうが、2000円はキツイなあと思いました。単品でお持ち帰りすればもう少し安かったんだろうか。パリは外食がとても高いと聞いてはいたけど、ほんとだなーと思いました。対してカフェの方は3.8ユーロで、東京のカフェの相場と比べたら2割くらい安めです。そのせいか自分がいる間、一人で来るお客さんが数名、カップルが1組お店に入ってきましたが、皆お茶しか飲んでませんでした。紅茶は南部鉄器みたいなポットに入ってサーブされていて、なんだかオシャレでした。また来たいとは思いますが、次はカフェとケーキだけにすると思われます。
ちょっとお高めになってしまったブランチの後は、パリのマツキヨでお買いものします!

*1:関内の海側あたり