Day2 その1 まず1週間の定期券を買う Paris2010

パリジェンヌを絵にかいたようなホテルのフロントのかわいいお姉さんに「行ってらっしゃい」とニッコリ見送られて*1、外に出て向かったのは、メトロのサン・ミッシェルの駅です。パリには旅行者向けのNAVIGO Decouverteという名前の1週間定期があると聞いていたので、何かに乗る前にまず買っておかねばと思ったのです。
買った日から1週間使えるわけではなく、その週の月曜から日曜まで使えるものを水曜の夜まで購入できるらしいです。この日は水曜だったので、ぎりぎりでした。
日曜日に帰るので、使えるのは4日間だけでしたが、いちいち切符*2を買うのも面倒だし、10枚回数券のカルネにしたとしても、残り枚数を考えて無理して歩いたりしそうだったので、ちょっと割高でしたがNAVIGO Decouverteを買うことにしました。
大きな通りに出てセーヌ川方面に1分も歩けば、メトロの入り口があります。近くてほんと便利です。階段を降りると窓口が2つありました。チャージは券売機でできるけど、一番最初に買う時は窓口に行く必要があると聞いていたので安心しました。観光客っぽい夫婦1組だけがやりとりしている方に並びましたが、パリではどんだけ行列があっても丁寧に対応するので待たされる、と聞いていたので覚悟して待ってました。が、5分もしないで終わった助かりました。
窓口のおばさまに「何?」的なことをフランス語で言われ、住んでいる人が使うNAVIGOもあるので、間違えられないようにしっかりDecouverteを付けてシルブプレ、と言おうと思いましたが、カタカナ発音で「デクーヴェルト」と言って通じる気がしなかったので、事前に用意しておいたメモを見せて「しるぶぷれ」だけ言うにとどまりました。非力*3
でもそういう対応に慣れているようで、すぐにうなずいて「写真は?」と聞きながら、ささっと手続きをしはじめてくれました。写真も日本で用意しておいたのでスムーズに手続きはすすみ、あっさり発行してもらえました。

もらえるのはID的なカードとNAVIGO本体?*4とその2枚を入れておく透明なケースです。窓口のおばさまは、写真を張り付けるのもカードをケースに入れるのもやってくれました。貸してくれたボールペンがピンクで、なんかかわいいサインになりました。
購入したゾーンはパリ市内だけのZone1-2です。ロワシーからRERに乗るならZone5まで必要、ヴェルサイユにも行くならZone3まで必要のようですが、たいていの場所はZone1-2でじゅうぶんまかなえるので、安くおさえておきました。2枚のカード代は23.35ユーロです。カルネ20枚買える値段なのですが、20回も乗れたかは覚えていない…。でも元を取るよりも、便利さを重視するならば絶対これを買っておいた方が良いです。歩いていて疲れたからバス乗ろうとか、メトロが工事中でこの駅使えないからメトロ+バスで行こうとか自由に行動できましたよ。しかも、期限が切れてもチャージすればまた使えるのであります。何十年もたってしまったら使えるか微妙なので、またこれが使えるうちにパリに来たいなあと思いながら使ってました。

*1:毎日必ずにっこりしながらあいさつしてくれるので、ホテルに帰ってくるとほっとできた!

*2:Billetビエと言うらしい

*3:フランス語に対して

*4:レシートを見ると、IDカードの方が本体っぽいのですが