Day1 その4 パリのホテルは高い、そして薄暗い Paris2010

部屋は日本で言うと4階ですが、フランスは1階が「0」なので、部屋番号は3から始まってました。雰囲気はあるけど、遅くてがたがた言っていて、2人がスーツケースを乗せたらいっぱいになってしまうエレベーターに乗り込み3階に行きました。扉が開くと廊下は真っ暗で、建物自体が雰囲気ありすぎるので、ビビりました。人が通り過ぎたら自動的に明かりがつくのかなあと思いましたが、通り過ぎた後に付くので、次は通る前に電気のスイッチを探しました…。廊下は一人が通るくらいのスペースしかないほど狭く、暗く、うねうねしていました。
鍵は流行りのカードキーではなく、昔ながらのキーです。ドアノブが回らないタイプで最初何度やっても開かないので焦りました…。この時は適当にぐるぐるかちゃかちゃやっていたら突然開いてほっとしたのですが、次からも毎回数分は鍵を空ける作業に費やしました…。3日目の夜くらいにやっと、少しドアを自分の方に引き寄せてから、押して左に回すと開けられるということが判明しました。
ということで、1泊20,000円弱した、Hotel Europe Saint Severinのダブルデラックスルームをお見せします。

部屋に入って最初に目に入ったのは、この大きなダブルベッド!すでにベッドの上が荷物で荒らされておりますが気にしないでください。そして廊下に比べて、とても天井が高くて広々しています。狭いことが基本らしいパリのプチホテルでは、スーツケースを広げるスペースがベッドの上しかない、ということもよくあるようですが、2人同時にスーツケースを広げても余裕のある広さでした。さすがデラックスと名前につくだけある。しかし第一印象は、「なんか、薄暗い…」「この床は素足で絶対に歩けない」だったのであります。

ベッドからドアの方を見たら、エアコンが見えました。ヨーロッパのホテルではよく見る、オイルヒーターが見当たらなかったので、暖房も冷房もこれでまかなっているのでしょうか。部屋が広々しているので冬はたぶん寒いのでは…。この梁がむき出しなのがパリらしい雰囲気を味わえるといえば味わえるのですが、ちょっと薄気味が悪いかも…とか思ってしまいました。元々パリらしいかわいい装飾的な部屋より、モダンなスタイルの方が落ち着きそうだな〜と思っているタイプなので、好みの問題なのだと思いますが。

テレビはフランスのものとCNNが見放題でした。「デスパレートな妻たち」がフランス語吹き替えでやってて新鮮でした。テレビの下にある棚の中に冷蔵庫が入っています。飲み物はそれなりに入っていますが、動かすことができるので、ケーキの箱を保存するには充分な広さは確保できました。
で、この机の上のライト2つがつけば、もう少し部屋明るくなるんじゃないかと思ってスイッチを探しました。が、よくよく見ると、電球すらない!なんちゃってということが判明しました。意味不明…。

ベッドの向かいには全身鏡付のクローゼットがあります。開いている方にはハンガーがかけられるようになっているのですが、えもん部分が作りつけになってしまっていて、このハンガーを外すにはかけ部分との噛み合っている部分を外さなければならずとっても面倒でした。ホテルの人にふつうのハンガーの便利さを説いて変更させたいくらいでした。
開いてないほうは棚になっていて、たたんだ服を保存できたりもしたのですが、どう見ても靴を保存する以外使い道がないくらい棚の底面がくすんでいて、結局使用しませんでした…。

ベッドルームに窓は1つです。大きな窓で、昼間はここから取り込む光でそれなりに明るかったのがよかったです。

ちなみに、写真ではカーテンを閉めて椅子をずらしてますが、外出して戻ってくると、必ずカーテンの幅がこの椅子に合わせて開かれ、椅子が美しく見えるよう配置しなおされていて、おフランスの美意識の高さかんじさせました。
そしてこの椅子の向かって右手から漏れている光…あっちは何?と思って近づくと

部屋の暗さに比べたら、びっくりするくらい明るい洗面所がありました。そしてタイルや、蛇口やひねる所がすごくかわいい!これはフランスっぽくて素敵だな〜ととっても満足しました。

そして洗面所の横には譲れなかったバスタブが。座って足がのばせる広さはあったので、まあまあ満足でした。しかしパリのホテルではふつうらしいですが、シャワーカーテンがついておらず、水が飛び散らないようにするために気を使いました。そして水はけが異常に悪く、ためたお湯を排水するのに30分はかかりました…。お湯はちゃんと出ており、途中で水になるということもなかったのですが。

そしてトイレは、入口の横のドアの中にありました。毎日きれいに掃除してくれて清潔だったのですが、なんとなく…狭くて圧迫感がありこわかったです。海外行くたびに日本のトイレのレベルの高さを思い知ります。
そしてこれも事前にリサーチしていたのですが、用意してあるアメニティ類はタオル、シャンプー、石鹸だけで、スリッパやリンス、ボディソープなどはありませんでした。それだけならともかく、生活必需品のティッシュもリサーチ通りなかったので、スーパーに買いに行くことにしました。
地図を見ると、歩いて5分くらいの場所にモノプリがあることを発見したので、荷物を整理した後、すぐに向かいました。