Day1 その2 ロワシーからサン・ミッシェルまで Paris2010

エールフランスはロワシー*1のターミナル2のEに到着します。ちなみにEのフランス語読みは「ウッ」です。「イー」みたいに「ウー」と伸ばして言ってたらフランス人には通じませんでした。
空港ではまだハワイ便に負けず劣らずまわりは日本人だらけで、完全に緊張感0で皆さんの後ろをすたすた着いて行きました。6年前NYに行った時は、到着したらもう日本人はさっぱり見かけなかったので、パリは日本人に人気があるんだな〜と思いました。

そしてボーっとしながら後ろをついて行っていたら、いきなり皆電車のような乗り物に乗り込みだしました。ボーっとしている間に、荷物をピックアップする場所を通り過ぎてしまっていた?!…と焦りましたが、大きな荷物を持っている人が誰ひとりいなかったので、とりあえず着いて行くことにしました。
Terminal 2E
今思うと…たぶんこのPorteE51の離れ小島の方に到着していたのですかね。
電車を降りてぐるぐると空港の中を歩き、出国手続きをアッサリと終え、荷物をピックアップする場所に出ました。15分くらい待ってスーツケースを持って出口に向かうと、回りに日本人の姿がほとんどなくなっていたので気を引き締めて歩きました。
しかしロワシーからホテルのあるサン・ミッシェルまで、何を使って行くかまだ迷っている状態でした。

  • RER(JRみたいなやつ)を使えば一番早く便利で安い→でも治安が悪く初心者には全くオススメできないと、どのガイドブックや観光サイトにも書いてある…
  • タクシーならホテルまで直行で安心→でも旅の最初でお金を使いすぎたくないのでパス
  • エールフランスバス左岸に行くならライン4でリヨン駅まで行ってタクシーか…→ライン4は30分に1本しか来ないらしい…。片道でも16.5ユーロで+タクシー代か…
  • ロワシーバスは9.5ユーロで、オペラ座の前まで直行するのでそこから左岸までタクシー乗るか…→一番わかりやすいし比較的安いので、これにするか…

と空港の交通機関案内地図を眺めて考えを巡らせ、ロワシーバスの乗り場を探して外に出ました。空港の中は噂通り、あまり素行の良くない感じの方たちがターゲットを探しているのかウロウロしてましたが、根拠なく堂々と歩いて旅慣れた風を装い、スリを寄せ付けないよう気を付けました。
ロワシーバス乗り場の近くにはバスのチケット自動券売機がありましたが、こちらも噂通りコインしか使えなかったので、バスの運転手から直接買うことにして列に並びました。隣にあるエールフランスバスのバス停に、ライン2のバスがやたらとやって来るのに、ロワシーバスはなかなか来ずあせりましたが、20分くらいしてようやくやってきました。時計を見たら17時過ぎくらいでした。ちょうどエールフランスバスのライン4も到着しておりました。

ロワシーバスは安いだけあって、スーツケース置き棚に自分で重いスーツケースを持ちあげて入れておかなければならないのでちょっと大変でした。でも後はどこにも立ち寄ることなくオペラ到着を待てば良いので気が楽です。空港を出た高速沿いにはIKEAが見えて、看板がフランス語なだけで日本とそれほど変わらない風景が続きました。PanasonicとかTOSHIBAとか日本の家電メーカーのロゴがやたら目に入ってきたような。北駅を通り過ぎた辺りから「なんてパリな街並み!!」が登場しだし、バスがオペラ座の横に到着する頃には、すっかり街の雰囲気に圧倒されてしまっていたのでした。

ドーン

写真じゃ1/3も伝わらないかもしれませんが*2テーマパークのような街並みが完全に日常として存在している様に、ただただ飲み込まれました。そしてこの交通量と人の多さ…。パリもそれなりにゴミゴミとした大都会なんですね…。
なんて重いスーツケースを引きずってボケーーっと街を眺めている間に、スリにやられてしまうかもと気付いたので、急いでタクシー乗り場を探しました。オペラ座の前の横断歩道を渡った所にタクシーが並んでいたので、がんばって早歩きで到達し、止まっていたタクシーの窓を覗き込んで「ええですか〜」のボディランゲージでなんとかタクシーに乗り込みました。
次はタクシーでごちゃごちゃした右岸から、優雅な左岸に抜け出してホテルに向かいます!

*1:シャルルドゴール空港は、現地の人には「ロワシー」と呼ばれているらしい

*2:若かりし頃のコモリーヌへ