Day5 その5 アンティークのネックレスとマラサダとバナナジュース Hawaii2009


ハナリマでゆったりとくつろいだ後は、カイルアスクエアの駐車場に出て、アリィ・アンティークに入ってみました。シナモンズから出ていくときに見つけて後で入ろうと決めていたのです。一歩中に足を踏み入れると、今にもくずれおちそうな食器や雑貨の山にビビりました。ハワイって地震なかったっけ…と思いながら人ひとりが通るのでいっぱいいっぱいの通路をそっと歩いていきました。何かにひっかけて崩してしまうんじゃないかとドキドキしてしまうくらいの雑然としたアンティークの山です。山の中には和ものっぽい食器もありました。アンティークの食器はとっても気になりましたが、日本に持って帰れないので「べ、別に食器なんて今は興味ないからね*1」と言い聞かせて視界に入らないようにしました。
最大の目的はアンティークのアクセサリーです。スーツに合わせられるようなちょっと大ぶりで存在感のあるネックレス欲しいな…と思っていたのですが、黒いビーズや石を使ったものでも不思議と南国リゾートな感じで、スーツに合わせようという目的は早々にあきらめました。レジの横にあるネックレスの山々を端から1つずつ付けてみていたら、お店のマダムがじっとこちらを見ているのに気付きました。ジャガー横田を6倍くらい強くしたような存在感のあるマダムと目があってドッキリしましたが、ニコっと笑ってくれました。「ごゆっくり」というメッセージと受け取って思う存分ネックレスを試しました。

ラムネをつなげたようなとってもかわいいサンゴのネックレスに心ひかれましたが、あまりにも南国なので普通の服に合わせづらいと判断しあきらめました…。で、かわりに見つけたのがこの手作りものっぽいネックレスです。一見南国風ですが、くすんだ色合いなので合わせやすくて浮きません。$12ってついてたんですけど、マダムが$10にしてくれました。わーい。 

駐車場の向こうに2号店もありましたが、家具とかの大物がメインと聞いたので外側から眺めるだけにしておきました。真っ白な建物が青い空に映えて、とってもええ感じです。

かわいいネックレスを買ってウヒヒとうかれた後は、カイルアスクエアを出て2ブロック先まで歩いてAgnes Portuguese Bake Shopというパン屋さんに行きました。地図で見ると2ブロックくらいなのに、思ったよりも遠かったので動揺しました。1ブロックがデカイ。外側から見るとここが本当にパン屋?って感じですが

中に入ると、古き良きアメリカのパン屋さんという感じでとっても暖かい雰囲気なんです。まさにこういう雰囲気にずっとあこがれてたので、気持ちが踊りました!

並んでいるパンも、素朴で心ひかれるものばかりです。ドーナツもミートパイもブラウニーもマフインも全部食べてみたかったのですが、思いのほか朝食べたエッグベネティクトが残っているので涙をのんであきらめました。近所にあったら毎日買いに来るのに…。ショーケースを見つめてたら店員のブラックの女の子が寄ってきて「何が欲しいものがあったら言ってね」と言ってくれたので、中のパンは見ないようにして、一番食べたかったマラサダを注文しました。マラサダは注文が入ってからあげてくれるので、ショーケースの中には無いのです。「OK、マラサダね。いくついる?」と聞かれて「うーんと…1つだけでいいんだけど」と言ったら、マラサダをあげる係と思われるブラックの男の子が横にやってきていて、二人で目を見合わせてクスっと笑われてしまいました…。1ドルもしないものを1つだけしか頼まないなんてなんかアレですよね、ごめんね…。と思いながら待つこと数分。あげたてのマラサダをおなじみプラスチックバッグにドボンと入れて渡してくれました。

で、お店のレストラン風のところでは食べづらかったので、お店を出て街の中心までぶらぶら歩いてカイルアショッピングセンターのベンチに座って食べました。そうしたら袋から2コ出てきたんでビックリしました。ああ〜〜1つおまけしてくれたんだ!と気付いてすごくうれしかったです。最後二人並んで「どうもありがとう!」とニッコリしながら見送ってくれた姿を思い出して、あの二人は近所の幼馴染のようにも見えたのだけど、夫婦なのかな〜といろいろ妄想しながらほっこりした気持ちでマラサダを食べました。まわりがちょっとカリっとしていて、もっちりなマラサダは、すごく幸せな気持ちにさせてくれてとてもおいしかったです。でも2コ完食するのは無理だったんですけど…

実はマラサダをあげているときショーケースの中でレモンバーを見つけてしまい、結局我慢できずに買ってしまったのであります。プラスチックバッグ直じゃなくて紙で一応巻いてくれたのでよかったです。レモンバーの中はくるみ?か何かのナッツ系のものが入っていて甘すぎずおいしかったですが、レモンの酸味がもうちょっとある方が好みかなあと思いました。

そしてさすがに甘いので口の中がいっぱいになってしまったので近くにあったラニカイジュースに飲み物を買いに行きました。小さいお店は日本人で混み込みだったので、空いた瞬間をねらって行きましたが作ってもらってる時間含めて10分くらいは待ったような。マラサダとバナナ味のジュースが合うような気がして、あまり考えずにGoing Bananaっていうのを頼んでみたのですが、パパイヤやオレンジやヨーグルトのほかに、朝鮮人参スピルリナも入っているので不思議な後味がして微妙でした。体にはよさそうです。

おやつを食べた後は、そのままショッピングセンターの中にあるラニカイバス&ボディに行きました。ハワイ生まれの植物を使った、ナチュラルなソープやボディケア製品を扱っているお店です。ドアを開けるととても良い花の香りがただよっていてうっとりしました。

で、自分のものはもう買ったらいかんと戒めて、お土産用のソープを購入しました。

でも…どうしても良い香りに囲まれて我慢できず、1つだけ自分のものも買ってしまいました。ココナツとパインの香りがするボディローションの、小さなサイズです。ポーチにも入りそうな大きさなのであっという間に使い切ってしまいましたが、ココナッツの香りをかぐたびにハワイを思い出して胸がキュンとしました。これはココナッツのくどさをパインのさわやか柑橘な香りがしめてくれていいバランスでした。

カイルアSCの一番奥には、timesというマークのかわいいスーパーマーケットがあってお買いものしたかったのですが、スーツケースにもう何も入らないと思われたのと、トイレに寄ったときに絞られた毛穴が全部真っ赤に腫れていることに気付いたのとで中に入るのはヤめました。手触りはベルベットようなお肌になってはおりましたが、ニキビがぶつぶつできたような顔を見て「全然I know じ ゃ ね ぇ 」と思いました。一刻も早く日の当らない場所に移動しなければ…とカイルアの街を去りましたが、とても好きな場所の1つになったので、いつか再び訪れようと思っています。ちなみにぶつぶつは1日で解消しましたのでご報告しておきます。

*1:ツンデレではない