Day3 その1 曇り空とコインとdeposit Hawaii2009


3日目の朝目覚めて外を見ると、少し曇っていました。


少し風もあって、いつもより朝の散歩をする人も少ないような。でもほどよく涼しさも混ざった気候になって、過ごしやすいです。
今日は昨日の夜さんざん悩んで、やっぱりMayBeBabyのためにあそこ=パーリッジ*1のショッピングセンターに行くことに決めました。前回はツアーを使って行きましたが、今回はツアーに申し込むヒマもないのでThe Busを使うしかありません。ホノルル空港越えするので、結構な長旅になりそうなので緊張します。大丈夫だろうか??と不安になりつつも未知なるバス旅に少しわくわくする気持ちもありなのであります。

The Busの料金は$2ジャストだったのですが、最近$2.25という中途半端な値段に値上がりしたらしいです*2。ハワイのバスに日本のバスのような便利なお釣り機能があると思えず、実際に異国の観光客の方が$5札を出して断られているのを目撃して、常に¢25のコインはきらさないように気を付けました。この$1の1/4という感覚がなかなかつかめず、今までの旅では適当にコインを扱ってましたが、今回は積極的にコインを支払うようにして、どれが何セントなのか頑張ってマスターしました。一番大きいのが¢25で、日本の100円玉とほぼ同じ大きさなのが¢5、それよりも小さいのが¢10と金額が増えてしまうので動揺します。3種類ともあれば大きさが比較できるのでわかるのですが、1種類とか2種類しかないとどれがどれだかわからなくなって出し間違えてしまいます。なおかつ、日本人観光客が多い場所だとお釣りをごまかす店員がいたりするので惑わされてしまうのであります。

パーリッジへの旅立ちの前に、ちょいと用事を済ませます。昨日まではお金を金庫に預けるのをすっかり忘れていて、全財産を持ってウロウロしてましたが、今日は半分のお金と日本円をSweetの付録wだったアナスイのケース預けて出かけようと思い立ちました。部屋の金庫は有料だし、いまいち信用ならないので、フロントの横の無料の金庫を利用しようと思っていました。貴重品預り所と書いてある場所へ行くと、3つのドアがありました。この中に小さな金庫がたくさん並んでいるんだなと思いとりあえず真ん中のドアを開けて中に入り固まりました。いきなり映画館のチケット売り場のようになっており、カウンターの向こうにキリっとした表情のブラックのマダムが座っているのです。こんな展開になるなんて夢にも思わなかったので、英語の準備を何もしておらずあわあわしました。
しかしあわあわしている姿を見てマダムが察してくれたらしく、「日本人ですか?」とまず英語で聞かれ、Yes、と答えたら「ダイジョウブ、ワタシニホンゴデキマス。アズケタイモノアリマスカ?」と片言の日本語で聞いてくれました。ア、これ…とアナスイケースを差し出すと、契約書みたいなものを渡されて、「ヨンデ、サインシテクダサイ」と言われました。その書類には、万が一預りものを無くした時は1日$500まで保証しますぜみたいなことが書いてあります。ちゃんと日本語でも書いてあるので大丈夫です。なんかすごいちゃんとしてるな〜と緊張と感心しながらサインし、アナスイを預けて代わりに鍵をもらいました。「カエシテホシイトキハ、コノカギヲダシテ」と言われました。このときはよく見てなくてわからなかったのですが、返してもらうときに、カウンターの向こう側の壁沿いにたくさん並んだ小さな金庫を開けるのに使っているのを見てなるほどと思いました。なんかこんなにちゃんとした施設が無料で使えるなんて良心的だな〜と感心しました。
しかし夜帰ってきて返してもらうとき、またそのマダムがいるんだとばかり思って中に入ったら、若い男の人だったので動揺しました。そしてここでは日本語が通じると思いこんでしまったのですが、そのお兄さんは全く日本語がわからなかったので、また何も英語の準備をしてない!とあわあわしました。今預けてあるアナスイを一旦返して!と言いたかったのに言葉が思いつかず、「リターン、リターン」と言ったら「フィニッシュ??」と一旦返して、じゃなくて、わたしが持っている鍵をそっちに返して、もうこの預り所を利用しないということかと間違えられてしまいました。なんとか身振り手振りとお兄さんの察する能力で一旦返してもらうことには成功したのですが、明日からはちゃんと英語の準備をしなければと気合を入れて何と言えばいいか考えました。
そうやって気合を入れて準備をしていくと、日本語が通じる人が座っていたりしてガックリくるわけですが、ついに最後にこの預り所を使うときに一生懸命考えた"Can I take my purse?"を言うタイミングがきて、さらっと通じて英語で返されたときには感激しました!貴重品ってなんて言えばいいの?!と悩んで「これ財布みたいにも見えるし、purseでいいか…」と妥協したりはしたわけなのですが。留学生の人ってこうやって英語を覚えていくのかなと思いました。しかしこの預り所は、毎回座っている人が違くて日本語が通じたり、通じなかったりでちょっとした英語の修行場所化してました。

*1:パールリッジよりも現地の発音ではパーリッジの方が近かった

*2:さらに近々$2.5になるらしい